勉強しても英語が上達しないと悩んでいる人は他にいませんか?

ある日 突然社内に英語が! 毎日勉強するも上達しない。そんな悩みを抱えた僕が選んだ方法とは!?

僕の名前は英川 健語 32歳 中堅食品メーカーに勤めるサラリーマンだ。

去年係長になって、さぁこれから頑張るぞーと思った矢先に悲劇が起こったのだ。

半年前 全社員が呼び出され社長からこう告げられた。

「当社は外資系企業に買収されることになりました」

寝耳に水だった。

会社の業績が落ちているのは分かっていた。でも、こんなに突然…

恐らく役員の間では、ずっと前から話が進んでいたのだろう。

外資系企業なだけあって会社内では頻繁に英語が使われるようになった。

僕は英語はほとんど喋れない。対面であれば拙い英語で何とかなることもあるが、電話だと英語のできる後輩に任すことになる。僕は学生時代から英語の授業は嫌いだった。

そんな英語がこれから昇進、昇給に影響を及ぼすらしい。この日も社内の英語研修を受けた帰りだった。しかし、ここ3か月間毎日英語の勉強をしているが全く上達しない。

こんな毎日が僕を悩ませている。

 

「ただいま」

「あら おかえりなさい」妻の恵美子だ。彼女とは大学の先輩の紹介で知り合った。僕の一目惚れだった。当時猛烈にアタックしてようやく交際することなった。そして5年前に結婚した。

「パパーおかえりー」

「やぁ ただいまー」今年4歳になる愛娘の美羽だ。

「ねぇパパー きょう ミーちゃんねー ママの おてつだいしたのー」娘は自分のことをミーちゃんと呼んでいる。

「そうかー今日は おりこうさんだったね」まさに至福の時だった。この子のためなら何でもできる。そう思える瞬間だった。

食事を終えて娘が寝静まってから一人机に向かう。時間は午後10時 さーやるぞー と気合だけは入るもののテキストをめくるたびに難しい用語が出てくる。5文型?that節?関係代名詞?関係副詞等々。中学・高校の時に習ったが、ほとんど忘れている。さらにリーディング・リスニング・シャドウイングと続けていくももの、段々と瞼が重くなってくる。

時間は既に午前1時を過ぎようとしていた。

「はぁホントにこんなやり方で英語が上達するんだろうか」ついつい独り言を言ってしまう。

もっと効率的な勉強の仕方がないんだろうか?毎日こんな事の繰り返しだ。

 

1週間程経った頃、1本の電話が鳴った。大学時代の悪友 木下からだった。木下は地元の電子部品メーカーに就職した。卒業後はお互い忙しくなり年に数回ほどしか会わなくなった。ここ2年ほどは全く連絡を取っていなかった。彼によれば仕事の関係でこっちに来てるので久しぶりに会わないかということだった。

週末 彼の指定する居酒屋で会うことになった。住宅街にポツンと建つわりとこぢんまりとした建物だった。

中に入ると「いらっしゃいませ」和服のよく似合う50代と思える女将が声を掛けてくれた。

カウンターに7席とテーブルが2つ。奥には座敷もあるようだ。客は70代とおぼしき男性が1人カウンターに座っている。恐らく常連なのだろう。

「おーい こっちこっち」奥の座敷から声が聞こえた。木下だった。どうやら先に来ているようだった。

僕は木下と向かい合わせに座った。

僕と木下はビールを頼んだ。

「久しぶりだな」

「まったくだ。実はこの場所は会社の先輩に教えてもらってたまに来てるんだ」

「お前 いつからこっちにいるんだ」と思わず聞いた。

「3か月程前だ。1年前にうちの会社が外資系の会社と業務提携することになったんだ。それでしばらくこっちで仕事してるんだ」

なんだか僕と境遇が似てるな。そう思ったとき、中ジョッキに並々と注がれたビールを持って来てくれた。

とりあえず乾杯だ。2人ジョッキを合わせる。久しぶりのアルコールだった。

こうして旧友と顔を合わせると、ついつい昔話になる。そして段々と現在の状況を話し合うようになっていった。

アルコールのせいもあっただろう。僕は今直面している会社のこと・英語が上達しないこと等の悩みを打ち明けていた。

「わかるよ。俺もそうだったからな」

だった? 木下も英語は得意じゃなかったはず。

「なんだよ! だったって? いまはどうなんだよ?」気持ちがはやって言葉が先に出る。

「俺も同じ悩みを抱えていたからな。1年前は同じ事をしていたよ。英語なんて大学受験のとき以来だったからな。毎日疲れて帰って子供の相手をしてから本やCDで勉強してたな。まあ今から思えば無駄に時間を使ったよ。あの時は自分は何ができて何が欠けているのかも分からなかったからな。ただがむしゃらにやればそのうち身につくだろうって思ってたよ」

「で、その問題をどうやって解決したんだ?」

「教えてもいいが、その前に確認したいことがある」

なんだかもったいぶった言い方だったが、僕ははやる気持ちを抑えて聞き返した。

「確認したいことってなんだよ?」

「お前 本気で英語を勉強する気があるか? 何が何でも英語を身に着けたいと思っているか?」

「当たり前だろ本気で思ってるよ。だから悩んでるんだ」

「よしわかった。これだよ」

そういいながらスマホである会社のホームページをみせてくれた。

「英語コーチング? なんかうさんくさいな。本当にこんなので英語ができるようになるのか?」

「俺も最初はそう思ったよ。だから色々調べてみたんだ。一番大事なのは、いかにモチベーションを維持させるかだ。それに専属のコーチがついてくれるから自分の目的・目標に合わせてカリキュラムを組んでくれるから、何が足りなくて何をするべきなのかを教えてくれるんだ。それが結局時間の短縮になったんだ」

「なるほどね。確かに俺たち社会人はそんなに時間をかけてる余裕はないからな。しかし、料金が高いな。入会金に受講料だぜ」

「確かに高いと思うよ。でもスポーツ選手がコーチを付けてるのは知ってるだろ?」

「ああ」

「なんでだと思う? どんなに凄い選手でもコーチなしでトッププレイヤーに上り詰めた選手なんていないと思うぜ。技術面でも精神面でも完璧に客観視できる人間なんていないんじゃないかな。彼等は自分自身に勝つ難しさが良く分かっているからこそ莫大なお金を払ってまでコーチを雇っているんだと思うけどな」

言われてみれば確かにそうだった。仕事で疲れて帰って何もやらずに寝てしまうこともあった。自分に勝つのは難しいかぁ。

木下と別れる前に最後に念を押された。

「もしコーチングを受けるなら、受けたから英語ができるようになるなんて思わない方がいいぞ。結局やるのは自分だからな。だから最初に本気かどうか確認したんだ」

「わかってるよ」

「まぁ先ずは無料のカウンセリングを受けてみることだな」

 

木下と別れた後、彼に言われたことを考えていた。まとめるとこんなところだ。

  • 英語力向上には自学自習が最も重要
  • 正しい学習方法で本質的な英語力が身につく
  • 自分の欠点や改善すべきことがわかるので効果的に学習できる
  • 日々の学習を二人三脚で進めるのでモチベーションが維持できる
  • 時間の短縮になる

 

 

 

 

 

 

 

 

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